地域とつながり、居心地の良いサードプレイスを提供するクロスライフ博多柳橋(所在地:福岡市中央区、総支配人:高橋 信晴)は、2025年6月6日(金)よりTAG STÅ Art Agency Fukuoka企画・キュレーションのもと、アーティストEri Tsutsumy(エリ ツツミー)氏による個展「Eri Tsutsumy Exhibition|Re-think」をクロスライフ博多柳橋の1Fロビーにて開催いたします。
本展は、当ホテルが2023年より展開する福岡ゆかりのアーティスト支援企画『ARTISTS in CROSS Life』の第5弾です。「地域と旅人が交わる“場”としてのホテル」を舞台に、地元で活躍するアーティストに表現の場を提供し、その活動を国内外のゲストへ紹介することを目的としています。
今回の個展「Eri Tsutsumy Exhibition|Re-think」は、福岡出身のアーティスト・Eri Tsutsumy氏によるシリーズ作品「Re-think」を中心に、言葉と記憶、余白と質量をめぐる静かな対話を空間に展開します。ホテルという“滞在”の場において、日々の感覚をふと立ち止まって見つめなおすきっかけをつくると同時に、国内外から訪れるゲストにとっての「まなざしの再起動」を促す展示を目指します
「ARTISTS in CROSS Life vol.5」は福岡県在住アーティストEri Tsutsumy氏による個展「Eri Tsutsumy Exhibition|Re-think」を1Fロビーで開催。
同タイトルをテーマとしたRe-thinkシリーズは、作家が就寝前に行う“連想ゲーム”から生まれた2語のドイツ語をモチーフとしています。
「Morgen – Geburt(朝 – 誕生)」「Sprache – Verbindung(言語 – つながり)」「Erfahrung – Freundlichkeit(経験 – 優しさ)」など、個人の体験から浮かぶ単語の組み合わせが、ミニマルなフォーマットに静かに描かれます。
また、“泉”を意味するドイツ語「Brunnen」をタイトルに冠したシリーズは、滲みと線の重なりから成る抽象絵画作品です。水のように拡がる形象と、鉛筆による構造的な線が織りなす画面は、観る者に時間や記憶の深層を想起させます。
■展示/販売期間:2025年6月6日(金)~2025年9月30日(火)
■展示タイトル:Eri Tsutsumy Exhibition|Re-think
■会場:クロスライフ博多柳橋 ロビー
■入場料:無料
■作家名:Eri Tsutsumy
■ステートメント:
初めてドイツ語に触れてから20年。
スイスで暮らし始めた頃は、街の言葉がBGMのように聞こえていたが、徐々にその意味がスッと入ってくるようになった。
自己主張が求められるヨーロッパ、曖昧さが許容される日本。
その行き来のなかで、私は“今この場にあるもの”を大切にするようになった。
「Re-think」は、そんな日々のなかで浮かんだ二語の組み合わせを、無垢な視点で見つめ直すように描いたシリーズです。
TAAF/TAG STÅ Art Agency Fukuokaについて:
福岡市春吉に位置するコーヒースタンド兼ギャラリー「TAGSTÅ」が運営するアートプラットフォーム**「TAAF|TAGSTÅ ART AGENCY FUKUOKA」は、福岡に根ざしたアーティストの活動支援・作品発信・展示空間の提案などを通じて、日常とアートのあいだに新たな接点をつくる取り組みです。